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日記・コラム・つぶやき

2020年11月12日 (木)

うだつの上がる町、美濃を散策

愛知県出張の前にはじめて訪れた岐阜県美濃市。

うだつの上がる町、そして美濃和紙で有名な美濃の町は、思っていた以上に素晴らしかった。

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歴史のある建造物が保存され、しかも現在も店舗や住まいとして使われ続けています。

さらには、電柱と電線が地中化されているため、町並みが美しく、空が広く感じられます。

もちろん、町並みが美しい理由は、建物の高さ(軒の高さ)が揃っていることも大きいです。

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こちらの建物も間口が広く、立派なうだつが建っている「旧今井家住宅・美濃史料館」。

江戸末期から昭和16年頃まで庄屋を勤めてきた和紙問屋。

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畳の間が続き、水琴窟が響く中庭もあります。

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ボランティアガイドの丁寧で詳しい説明を聞くことが出来て良かったです。

ここをあとにしたら、ちょうどお昼だったので、ランチタイム。

素敵な佇まいと立派なうだつに引かれて入った蕎麦屋。

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せいろとサツマイモの炊き込みご飯のセットを注文。

とても美味しく、蕎麦も私好みでした。

後で知りましたが、ここの蕎麦屋、とても人気があるそうで、並ぶこともしばしばだそうです。

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さらに、こちらの建物とお隣の建物は、それぞれがうだつを立てている珍しい場所でもあります。

町並み散策を再開し、途中で老舗菓子店「時代軒菓舗」でお土産にサブレを買いましたが、箱といい包装といい、和紙の町ということもあってか、見た目は和菓子のような感じですが、中身は洋菓子でバターの香りとアーモンドスライスが合って美味しかった。

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散策していると、やはり甘いものが欲しくなり、目に留まったカフェへ。

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わらび餅とあんこ餅のセットを。

わらび餅が大好きな私には、たまらない美味しさでした。

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さらに町歩きを再開し、歴史のありそうな酒屋へ入ったら、昔の電話室と電話機が当時のままで置いてあった。

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帳場も箱階段も金庫も柱時計も当時のまま。

タイムスリップしたような感覚になった。

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ちょっと重たかったけれど、お土産に美濃で唯一の蔵元「小坂酒造場」で作られている「百春」純米吟醸の4号瓶を買った。

日帰りでしたが、天気にも恵まれて美濃の町を堪能しました。

次回は、ぜひ泊まりで来たい。

2020年10月12日 (月)

長良川鉄道に乗ってうだつの上がる町並みへ

先日、出張先から近い岐阜を訪れました。

目的地は、美濃市。

和紙とうだつのある建物が有名で、歌手の野口五郎の故郷でもあります。

新幹線で名古屋まで行き、JR東海道線で岐阜駅へ。

快速に乗ると、名古屋から岐阜はメチャクチャ近い。

岐阜駅から美濃太田駅までは、2輌編成のディーゼル車。

なかなかのローカル気分。

そして、美濃太田駅からは長良川鉄道に乗り換え。

実は、はじめて乗った長良川鉄道。

とても楽しみでした。

単線、ディーゼル車輌、1輌編成。

まさしくローカル線。

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心地いい音と揺れを感じて、美濃太田駅から美濃市駅へ。
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木造駅舎と郵便ポスト。

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ここから歩いて、うだつの町へ。

途中、どうしても来たかった「旧名鉄美濃駅」。

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なんと、当時活躍した車輌が展示してあるんです。

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以前、BSプレミアムで六角精児さんの番組を観て、訪れたいと思っていました。

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駅舎も当時の面影を残してました。

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野口五郎のポスターもたくさん貼ってありました。

さて、ここを後にして、うだつの上がる町並みへ。

(次回へ続く)

2020年8月 7日 (金)

取材記事が掲載されました!

先月、私どもが設計監理をした住宅「狭小地に建つ木造三階建て住宅」がウェブマガジン「おウチの収納.com」の取材を受けました。

取材内容のタイトルは、<建築家に学ぶ収納の美学>

この住宅は、2007年に竣工した20坪に満たない土地に建つ家族4人のための住宅です。

限られた敷地で、建て主さんからの要望である収納スペースを確保するためにおこなった設計の工夫や住まわれてからの生活スタイルなどについて私と建て主さんご夫妻がインタビューを受けた内容が掲載されています。

竣工してから13年が経った住宅とは思えない佇まいです。

ぜひご一読ください。

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2020年8月 4日 (火)

古民家で開催されたイベントにて

先週、久しぶりに都心へ外出してきました。

向かった先は、自由が丘。正確に言うと奥沢。

自由が丘は目黒区、奥沢は世田谷区とこのあたりは、区境ということになる。

実は、以前からインスタグラムでお互いにフォローし合っている方とそのお仲間が、昭和レトロの古民家を借りてハンドメイドのニット作品などを展示販売するイベントを開催されるということで伺い、はじめてお会いしました。

普段、インスタグラムでお互いにコメントをしているので、初対面というのがなんだか不思議な感じがしました。

散策しながら古き良き建築物を見つけて写真に収めるという共通の趣味にピッタリの会場は、築80年の平屋建ての和洋折衷住宅。

勾配が少し急な青色洋瓦の切妻屋根が連なった外観は、十字路の角地に建っているため、一際存在感があります。

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こちらの古民家は屋根だけではなく、窓枠と玄関扉も竣工当時のままというから驚き。

しかも玄関扉は、内開きの両開き。

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日本の玄関扉のほとんどが外開きに対し、洋館のそれは反対に内開き。

本来、日本の家屋は狭く、扉よりも引戸が主流で、外開きのほうが扉と床面との納まりが良く、すきま風も入りにくいという点と外開きの扉のほうが、内玄関の土間スペースが小さくて済むという大きく二つの利点があります。

一方、内開きの扉は、客人を招き入れるという考えにより洋館では主流ですが、さらにこちらの古民家は、その内開きの扉が両開きという点が特筆すべき点だと思います。

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玄関の間口を広くしたいけれど、一枚の扉では幅が大きく開く際に大きな弧を描くため、内玄関の土間スペースを広く確保する必要がある。

したがって、両開きの二枚扉にすることで、開いた際に内側に描く弧が小さくなり、土間空間をそれほど広くする必要がない。

というのが、私個人の推測です。

二枚の両開き扉にすることで、扉同士の精度と鍵などの金物の取り付け精度が求められるが、それらをこの玄関扉はクリアしていて、80年経った現在も現役というのが、驚きです。

さらに色付き型ガラスも当時のまま、軒天を見れば和風建築でよく見られる格天井。

そして右に見えるのが、可愛い郵便受けの投入口。

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これだけを見ても住まい手の方が、この建築に対して持つ愛着の大きさを感じます。

通常ならば、個人宅は外観のみしか見ることが出来ませんが、今回はイベント開催ということで内部も拝見出来るという大変貴重な機会を得ました。

しかも住まい手ご本人と今回はじめてお会いすることが出来たインスタ仲間の方から丁寧な説明を受けることが出来ました。

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室内扉も型ガラスは当時のまま、一枚板が使われて素敵です。

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照明器具と天井の装飾が合ってます。

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下足収納は控え目ですが、しっかりデザインされています。

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小窓も木枠と型ガラスは当時のまま。お洒落です。

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中廊下の暗さを解消するためと風通しのために設けられた開閉式の欄間。

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和室には、細い桟と細かい細工のガラス障子。

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屋根を支える桁は、太くて立派なスギの一本ものが貫いてます。

そして室内の天井仕上げがそのまま屋外の軒天となっています。

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今回、インスタグラムといういわゆるSNSで知り合った方とはじめてお会いしてお話も出来て、イベントで販売されていたご自身によるハンドメイドのコットンで編まれたお洒落なマスクも購入出来て、良かったです。

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2020年7月28日 (火)

間口の狭い家

間口の狭い家と聞いてまず頭に浮かぶのが、たぶん京町家を代表されるいわゆる鰻の寝床と呼ばれる間口が狭くて奥行きの長い職住一体の建物だと思います。

このような間口が狭くて奥行きが長い住宅の場合、1階部分にどのようにして採光と風通しを確保するか、という問題がありますが、これは京町家で見受けられるような小さな中庭(坪庭や奥庭)などを設けて、そこから光と風を取り込む手法が有効な解決策です。

しかし、現代における住宅地では、京町家のように隣家とピッタリくっ付けて建設することはほぼ不可能で、民法上敷地境界から50センチ以上離さなければなりません。

また、建物自体も間口は最低2間(3メートル64センチ)必要なので、外壁の厚さも含めるとトータルの間口(接道長さ)は、5メートル程度は欲しいところです。

そこで、設計を進めるうえで考えなければいけないのが、玄関とカーポートです。

カーポート1台分の広さは、間口2.5メートルに奥行き5メートル必要なので、結構なスペースを有します。

したがって、駐車スペースの有無によって、設計は大きく変わってきます。

京町家も道路に面して駐車スペースが無く、格子や犬矢来、軒などの意匠により建物を引き立てているから美しいとも言えます。

また、玄関廻りのデザインも重要で、間口が狭いゆえ道路側から見える外観(ファサード)は横(幅)よりも縦(高さ)が長いので、このことも考慮に入れて設計する必要があるのではないでしょうか。

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2020年7月16日 (木)

軒の深い家の日当たりについて

まず、深い軒とはどのくらいの長さのことを言うと思いますか?
おそらく90センチ(3尺)程度以上のことを軒が深いと感じるでしょう。

軒の深い家の日当たりで最も対照的なのが、南面の夏至と冬至です。
日本には四季があり、春夏秋冬で太陽の高さ(太陽高度)が大きく異なります。
(ただし、春分の日と秋分の日は、同じように真東から太陽が昇り、真西に沈みます。)

夏の時期は太陽の位置(南中高度)が高く、強い日差しが照りつけて紫外線も強いです。
いくら日当たりがいい家と言っても、夏の日中に南面から陽射しの強い直射日光が屋内に射し込むと、床のフローリングや畳をはじめ、家具や絨毯等のインテリアも色褪せて痛みやすく、良いことはありません。

ちなみに夏の京都を訪れると、古い町家の軒先に簾(すだれ)が吊るされている光景をよく目にしますが、これも特に暑い夏の京都における直射日光を遮るための先人たちの知恵です。

しかし、あまり軒を深くしすぎると、太陽高度が低くなる冬の季節になっても軒が太陽の光を遮ってしまい、屋内まで届かなくなってしまいます

したがって、軒の深さは太陽の光を必要とする冬の時期を念頭に入れて適切な寸法にするのが良いでしょう。

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2020年7月 8日 (水)

位置指定道路のトラブルについて

位置指定道路は通称名で、正確には「建築基準法第42条1項5号道路」と言い、私道です。 

位置指定道路とは、建築基準法上の道路がない未開発の土地や広い敷地を分割して宅地等で利用する場合、新たに道路を造らなければなりません。 

このような場合、その道路の境界を明確にするため、建築基準法による道路としての「位置指定」を受ける必要があります。 

位置指定道路は私道であるため所有権が発生し、一般的にはこの道路に面している隣家やご近所の家々で少しずつ土地を提供し合い、お互いに道路として使用することを決定して、位置指定を特定行政庁から受けなければなりません。 

つまり、位置指定道路には道路を造るために提供し合った複数の土地所有者の所有権(持ち分)が発生することになります。 

したがって、位置指定道路に面した敷地に建設された住宅をはじめとする建築物を建て替えたり、道路を使用するには、土地所有者全員の承諾が不可欠となります。 

購入を検討している土地に面している前面道路が位置指定道路の場合には、
・位置指定道路の所有権(持ち分)が有るのか?
・位置指定道路の所有者は何名で所有しているのか?(多ければその分、承諾が必要となり大変です)
の2点、土地を仲介している不動産会社に必ず確認してください。

これらの確認を怠ると、のちにトラブルに発展する可能性が出てきます。

もしも位置指定道路の所有権(持ち分)が無い敷地の場合には、今現在建築物が建っていたとしても建て替えが不可という事態を招きかねず、トラブルの原因になるので、十分注意してください。

2020年6月29日 (月)

テレワーク対応住宅について

コロナ禍の影響により、働き方改革としてテレワーク(在宅勤務)が注目されてきています。

今やほとんどの家でネット環境が整い、家の中でも場所を選ばずネットを利用することが出来る時代になってきました。
おそらくこの新型コロナウイルス感染が終息しても、テレワーク環境は続くでしょう。

自宅で仕事をする場合、やはりリビングの一角やダイニングテーブルなどオープンスペースでは、子供の声が気になったり、ウエブ会議等では背景が映りこんでしまったりと、仕事に集中することが出来ず使い勝手があまりよくありません。

テレワーク対応住宅と書きましたが、いわゆるネット環境が整った書斎のような籠もることが出来る個室のある住宅は、今後の戸建て住宅に増えていくような気がします。
ただ、書斎のある住宅は以前からあり、私も過去に書斎のある住宅を数軒設計してきました。

例えば、10年以上前に設計監理をした20坪にも満たない狭小地に建つ木造三階建て住宅では、建て主さんのご要望で広さ2畳ほどの書斎を設けました。

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畳二枚分と聞くと狭いと感じる人も多いかも知れませんが、当時二人の男のお子さんもまだ小さく、限られたスペースの中で人ひとりが籠もるスペースとしてはむしろ丁度良いと思います。
ワークスペースのカウンターは、長さ1.6mほどあるので、パソコンやプリンター等を置いても作業スペースも確保出来て、上部には本棚も設けているので、ご主人が自宅で仕事をするのにたいへん便利だと喜んでいただけました。

たとえ独立した部屋としての書斎が確保出来ないとしても、日中の仕事に限っていえば寝ること以外あまり使われない寝室の一角にカウンターと本棚、そしてネット環境があればテレワークに対応した住宅といえるのではないでしょうか。

いずれにしても、これからの戸建て住宅設計では、ライフスタイルの変化に応じてテレワークをする個室や寝室の一部にテレワークスペースがあるような住宅が少しずつ増えていき、住まいに対する考え方そのものも変わっていくのではないでしょうか?

 

2020年6月22日 (月)

設計事務所設立20周年

一昨日の6月20日は、設計事務所の設立記念日。

ちょうど20年目になりました。

長いようであっという間に年月が過ぎました。

今まで設計を依頼してくださった建て主さんをはじめ、工事を請け負ってくださった工務店と建設会社、工事に携わってくださった各業者さん、構造設計事務所さんなど多くの方々のお蔭で、ここまでやって来れました。

この場を借りて、感謝申し上げます。どうもありがとうございます。

今後とも、三浦尚人建築設計工房をどうぞ宜しくお願いいたします。

これからも、ひとつひとつの仕事をコツコツと着実に進めていきたいと思います。

三浦尚人建築設計工房

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【三つの陸屋根を持つコートハウス】

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【旗竿地のコートハウス】

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【中庭を挟んだ二世帯住宅】

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【木造三階建て二世帯住宅】

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【中庭と坪庭のあるガレージハウス】

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【狭小地に建つ木造三階建て住宅】

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【ギャラリーのある二世帯住宅】

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【借景を取り込む家】

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【中庭のある平屋住宅】

 

2020年6月17日 (水)

住宅設計のコツとは?

「住宅設計のコツって何ですか?」
と学生や若い設計者から聞かれることがありますが、正直コツなどありません。

駄洒落や冗談に聞こえるかもしれませんが、コツコツやるしか方法はありません。

ただし、私が住宅設計において常に心掛けていることが二つあります。

ひとつは、住宅を建てる敷地(土地)を十分読み込むことです。
敷地は、二つとして同じ敷地は存在せず、ひとつひとつの敷地が唯一であることを認識することが重要です。
たとえ、宅地開発された分譲地で隣り合う土地が同じ広さの土地であっても、それぞれ位置が異なり、隣地の状況も違うのです。

では敷地を読み込むとは具体的にどういうことかと言うと、その敷地が持っている情報を細かく拾い上げて分析をするということです。

敷地内の高低差、道路幅員、方位、敷地境界はじめ電柱や電線、マンホールの位置、敷地の真ん中に立って東西南北の状況(隣地、隣家、眺望等)といった目視で確認出来る情報と目に見えない法規的な情報(建ぺい率、容積率、高さ制限、斜線制限等)を調査分析することが重要で、これらをしっかり把握することが敷地を読み込むということです。
敷地へも時間をずらして何度も足を運ぶことで得られる情報が異なり、設計の手がかりが増えることも多くなります。

もうひとつは、建て主さんへ住まいに対する希望や要望を伺うヒアリングで、細かい部分に至るまで詳細にご家族の皆さんから伺い、新しい住まいに求めているものを引き出すことです。

したがって、住まいに関することだけではなく、普段の日常生活や休日の過ごし方、家族それぞれの趣味といった込み入ったところまでヒアリングで伺います。
かといって、建て主さんからの要望をそのまま丸ごと受け入れるようなことは決してせず、本当にこの家族の住まいに必要なことは何なのか、ヒアリングでメモした内容を十分咀嚼して読み解くことを心掛けて設計しています。

以上の二つが住宅設計を行ううえでの大切な柱というか幹であり、住宅設計のコツは設計に入る前の情報の分析と整理ではないでしょうか。

より以前の記事一覧