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土地探しのヒント・アドバイス

2020年8月 7日 (金)

取材記事が掲載されました!

先月、私どもが設計監理をした住宅「狭小地に建つ木造三階建て住宅」がウェブマガジン「おウチの収納.com」の取材を受けました。

取材内容のタイトルは、<建築家に学ぶ収納の美学>

この住宅は、2007年に竣工した20坪に満たない土地に建つ家族4人のための住宅です。

限られた敷地で、建て主さんからの要望である収納スペースを確保するためにおこなった設計の工夫や住まわれてからの生活スタイルなどについて私と建て主さんご夫妻がインタビューを受けた内容が掲載されています。

竣工してから13年が経った住宅とは思えない佇まいです。

ぜひご一読ください。

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2020年7月28日 (火)

間口の狭い家

間口の狭い家と聞いてまず頭に浮かぶのが、たぶん京町家を代表されるいわゆる鰻の寝床と呼ばれる間口が狭くて奥行きの長い職住一体の建物だと思います。

このような間口が狭くて奥行きが長い住宅の場合、1階部分にどのようにして採光と風通しを確保するか、という問題がありますが、これは京町家で見受けられるような小さな中庭(坪庭や奥庭)などを設けて、そこから光と風を取り込む手法が有効な解決策です。

しかし、現代における住宅地では、京町家のように隣家とピッタリくっ付けて建設することはほぼ不可能で、民法上敷地境界から50センチ以上離さなければなりません。

また、建物自体も間口は最低2間(3メートル64センチ)必要なので、外壁の厚さも含めるとトータルの間口(接道長さ)は、5メートル程度は欲しいところです。

そこで、設計を進めるうえで考えなければいけないのが、玄関とカーポートです。

カーポート1台分の広さは、間口2.5メートルに奥行き5メートル必要なので、結構なスペースを有します。

したがって、駐車スペースの有無によって、設計は大きく変わってきます。

京町家も道路に面して駐車スペースが無く、格子や犬矢来、軒などの意匠により建物を引き立てているから美しいとも言えます。

また、玄関廻りのデザインも重要で、間口が狭いゆえ道路側から見える外観(ファサード)は横(幅)よりも縦(高さ)が長いので、このことも考慮に入れて設計する必要があるのではないでしょうか。

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2020年7月 8日 (水)

位置指定道路のトラブルについて

位置指定道路は通称名で、正確には「建築基準法第42条1項5号道路」と言い、私道です。 

位置指定道路とは、建築基準法上の道路がない未開発の土地や広い敷地を分割して宅地等で利用する場合、新たに道路を造らなければなりません。 

このような場合、その道路の境界を明確にするため、建築基準法による道路としての「位置指定」を受ける必要があります。 

位置指定道路は私道であるため所有権が発生し、一般的にはこの道路に面している隣家やご近所の家々で少しずつ土地を提供し合い、お互いに道路として使用することを決定して、位置指定を特定行政庁から受けなければなりません。 

つまり、位置指定道路には道路を造るために提供し合った複数の土地所有者の所有権(持ち分)が発生することになります。 

したがって、位置指定道路に面した敷地に建設された住宅をはじめとする建築物を建て替えたり、道路を使用するには、土地所有者全員の承諾が不可欠となります。 

購入を検討している土地に面している前面道路が位置指定道路の場合には、
・位置指定道路の所有権(持ち分)が有るのか?
・位置指定道路の所有者は何名で所有しているのか?(多ければその分、承諾が必要となり大変です)
の2点、土地を仲介している不動産会社に必ず確認してください。

これらの確認を怠ると、のちにトラブルに発展する可能性が出てきます。

もしも位置指定道路の所有権(持ち分)が無い敷地の場合には、今現在建築物が建っていたとしても建て替えが不可という事態を招きかねず、トラブルの原因になるので、十分注意してください。

2020年6月22日 (月)

設計事務所設立20周年

一昨日の6月20日は、設計事務所の設立記念日。

ちょうど20年目になりました。

長いようであっという間に年月が過ぎました。

今まで設計を依頼してくださった建て主さんをはじめ、工事を請け負ってくださった工務店と建設会社、工事に携わってくださった各業者さん、構造設計事務所さんなど多くの方々のお蔭で、ここまでやって来れました。

この場を借りて、感謝申し上げます。どうもありがとうございます。

今後とも、三浦尚人建築設計工房をどうぞ宜しくお願いいたします。

これからも、ひとつひとつの仕事をコツコツと着実に進めていきたいと思います。

三浦尚人建築設計工房

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【三つの陸屋根を持つコートハウス】

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【旗竿地のコートハウス】

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【中庭を挟んだ二世帯住宅】

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【木造三階建て二世帯住宅】

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【中庭と坪庭のあるガレージハウス】

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【狭小地に建つ木造三階建て住宅】

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【ギャラリーのある二世帯住宅】

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【借景を取り込む家】

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【中庭のある平屋住宅】

 

2020年5月25日 (月)

住まいづくり相談会を再開します

長らくお待たせしました。
6月より「個別相談会」を再開させていただきますので、どうぞ​宜しくお願いいたします。

尚、当分の間、ご来所の際にはマスク着用をお願いいたします。
当事務所では、アルコール除菌スプレーを用意しており、
テーブルやイスをアルコール除菌と窓を開けての換気をおこなっております。

また、初回は当事務所にお越しいただきますが、2回以降はお客様のご要望によりオンラインによるウエブ面談(Zoom)もいたします。

無料の個別相談会(事前予約制)を下記の日程で行います。
(A:午前、B:午後それぞれ1組限定、90分)
たとえば
*土地探しからはじめる住まいづくりの進め方とは?
*購入検討中の土地についてのアドバイスがほしい
*現在お住まいの建て替えについて聞きたい
*設計事務所の住まいづくりとは?
*設計の進め方とスケジュールについて、詳しく聞きたい
*現在住んでいる戸建て住宅・マンションのリフォーム、リノベーションについて聞きたい
*中古住宅、中古マンションの購入とリノベーションについて聞きたい
など
住まいに関することなら、なんでも構いません。
お気軽にご相談ください。
​​
ご希望の日時をお選びいただき、下記のお申込みフォームに明記の上お申込みください。
お待ちしております。

​尚、下記以外の時間、または平日をご希望される方は、お問い合わせください。​
​また、下記の日程以降につきましては、決まり次第お知らせいたします。

< 日 程 >​
​​
◆ 6月6日(土)
   A,10:30~12:00 ○
   B,13:30~15:00 ○

◆ 6月21日(
   A,10:30~12:00 ○
   B,13:30~15:00 ○

◆ 7月4日(土)
   A,10:30~12:00 ○
   B,13:30~15:00 ○

◆ 7月19日(
   A,10:30~12:00 ○
   B,13:30~15:00 ○


お申込みフォームは、こちら をクリックしてください。

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2020年5月12日 (火)

小さな家の外観

「小さい家」の特徴として、建物自体のボリュームが小さくなるため外壁面もそれに伴い小さくなります。 

外壁面が小さくなる場合、道路に面する側の外観、つまり家の顔をどのようにデザインするかが重要なポイントになります。 

屋根の形状だけでも外観は工夫することが可能ですが、出来ることならそれ以外でもデザイン要素を取り入れたいところです。 

以前に設計監理をした住宅は、20坪に満たない土地(18.2坪)の木造三階建て住宅で、二つの道路に面した角地に建っています。 

角地ということもあり、二つの外壁面がこの住宅の顔である外観になるので、基本設計段階からプランニングと並行して立面の検討を重ねました。 

その結果、開口部の大きさと位置を工夫し、ルーバー(目隠し格子)と外壁面の凹凸をデザインに取り入れ、外壁の色も建て主の希望でシルバーとブラックの二色にしてモノトーンで統一しました。 

建物自体は小さいながらも、箱を積み重ねたようなモダンな外観の都市型住宅にしました。

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2020年5月 4日 (月)

敷地の広さは30坪も必要ですか?

昨年ぐらいから事務所へ土地探しの相談にいらっしゃる方が増えてきています。
それは、事務所で「無料相談会」をご定期的におこなっていることが理由かも知れませんが、お蔭さまで事務所のウェブサイトをご覧いただく機会も多くなってきたようです。

相談にいらっしゃった方がその後に土地を見つけられて、私どもの設計事務所へ設計監理のご依頼をしてくだされば嬉しい限りですが、無料相談会では必ずしもそういう方だけではありません。
私どもの事務所が東京都練馬区にあるので、相談者の多くは同じ練馬区内か、あるいは都内近隣の区や市にお住まいの方になります。

相談者からの質問にお答えたりしたあと、私のほうからあえて
「どのくらいの広さの土地をお探しですか?」
という問いをすると、ほとんどの方が口を揃えて「30坪くらい」と同じ返答をされます。
30坪を㎡(平方メートル)に直すと、30÷0.3025=99.1735㎡、約100㎡の広さとなります。
つまり、30坪=100㎡ということでちょうどキリが良く、覚えやすい数字だからなのでしょう。
しかも100㎡は、縦10m×横10mの正方形の広さに等しいというわかりやすさも合わせ持っています。
さらに、不動産広告にも「30坪の広さ」という宣伝文句をよく目にします。

以上のような理由で、土地の広さは30坪がなんとなくいいと思っているような気がします。
実際、相談者にどういう住まいを希望されているのか詳しく伺うと、本当に土地が30坪も必要ですか?と思うケースがよくあります。

なぜこのような話をするかと言うと、ここ最近東京都内の土地の坪単価(特に23区内)が上昇しているからです。

限られた予算内で土地を購入して住宅を建設する場合、土地の購入予算を抑えて出来るだけ住宅本体に予算をかけたいと思いますよね?
もちろん家族構成や生活スタイル、趣味などにより30坪以上の土地が必要な場合もありますが、ご夫婦とお子さん2人の4人家族が住む家の場合、30坪の広さの土地がなくても居心地のいい住まいは十分可能です。
もちろん、予算内で30坪以上の土地が購入出来るのであれば、それに越したことはありません。

土地探しから住まいづくりをお考えの方の場合、自己資金と金融機関からの住宅ローン(融資)を利用して総予算を確定することからはじまります。

ここで最も重要なことは、土地の購入価格と住宅の建設費との予算配分です。

相談会での中で、希望する住まいについてヒアリングをし、全体の広さ(延べ床面関)から仕様、設備などおおよその建設費を算定して予算を確保しておくことをお勧めしています。

この建設費の予算が確定すると、総予算から建設費予算を差し引くことでおのずと土地購入予算が決まってくるからです。

この土地購入予算内で、自分たちの希望する土地を探すことが最も重要です。
いくら条件が良い土地が見つかったとしても、想定している予算をオーバーしてしまっている場合には、急がず慌てず熟慮して決断し、購入を断念する勇気も大切です。
この予算配分を誤り、土地購入の想定予算をオーバーしているにもかかわらず無理して土地を購入してしまっては、自分たちの希望する住まいが実現出来なくなってしまいかねません。

したがって、土地購入から住まいづくりをはじめる方は、決して土地の広さや条件に固執せず、先入観を持たずにある程度長い目で広い視野で土地探しをされたほうが良いと思います。

 

2020年4月27日 (月)

軒の無い家

軒とは、外壁面より外側に出た屋根下部分のことを言います。 

軒の役割り機能としては、外壁面を直射日光や雨風から保護することが大きいです。 

昔の家では、外壁が木の板張りや土壁、漆喰などといった自然素材が多く用いれられており、それらは太陽光や風雨に対して耐久性があまり良くないため、屋根の軒を出したり、庇を付けたりして外壁面を守っていました。 

もちろん、現在でも軒を出している住宅を多く見受けられていますが、その一方で軒の出が全くない住宅も見受けられるようになりました。 

その多くが陸屋根の鉄筋コンクリート造や鉄骨造ですが、木造もあります。 

私どもの設計事務所も軒のない住宅の設計監理をおこなっていますが、その理由は大きく三つあります。

ひとつは、敷地状況です。

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これは特に都市部について言えることなのですが、敷地面積が狭いうえ敷地境界までの距離も少なく、機能を果たすだけの十分な軒の出を確保出来ない点が挙げられます。 

直射日光や風雨を避けるためには、90センチ程度の軒を出す必要があります。 

二つ目は、耐久性能がある外壁材が開発されるようになったことです。

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この点も都市部の住宅事情と関係しているのですが、住宅が密集する都市部では、防火上の観点から外壁に不燃材を用いらねばならず、不燃材は耐久性も合わせ持っている建材が多いのです。 

窯業系サイディングをはじめガルバリウム鋼板といった乾式工法の建材だけではなく、モルタル下地による湿式工法でも高耐久の仕上げ材が数多く存在します。 

三つ目は、デザイン(意匠)です。 

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昔の家は平屋が多く、二階建てでも高さが抑えられていて軒が低いため、軒を十分出しても外観は美しいです。 

これに対して、現代の都市部の住宅は、高さのある二階建てが多く、敷地状況から間口が狭い三階建ても多いため、軒を出したデザインはあまり適しません。 

したがって、軒を出さない替わりに、小庇や霧避けなどを出したりすることでデザイン対応することもあります。

2020年4月21日 (火)

買わないほうがいい土地とは?

自分たちの希望する一戸建ての住まいづくりを考えるうえで、まず必要なのが家を建設するための土地です。 

しかし、その土地を探してから決定するまでが、実はとても大変でかつ重要です。 

もちろん、土地を探すには不動産会社へ行き、希望するエリアをはじめ予算、広さなどを伝えると思いますが、ちょっと待ってください。 

不動産会社へ行く前に、あらかじめ土地を探す際に注意すべき点、言い換えると「買わない方がいい土地」を念頭に置いておくべき点を確認しておくことがとても大切です。 

不動産会社は土地売買を仲介する会社であって、住まいづくりの専門家では決してないことも合わせて念頭に置いてください。 

では、どういう土地が買わないほうがいいかというと、もっとも重要な項目だけでも下記があります。

□敷地境界点に杭が無く、境界が不明確な土地

□地目が宅地となっていない土地

□所有権と売主が一致していない土地

□抵当権や借地権、あるいは仮登記、差押えなどが設定されている土地

□市街化調整区域内の土地

□敷地が建築基準法上の道路に2メートル以上接していない土地

□敷地の前面道路に上下水道、ガス等のインフラが通っていない土地

□隣地との高低差が大きく、擁壁の構造図面などの書類一式が行政機関に無い土地

□盛り土をした造成地

□私道、都市計画道路が敷地面積に含まれている土地

□前面道路が私道で、所有権(持ち分)が無い土地

□防火地域に指定されている土地(木造住宅を希望している場合)

□周辺の相場と比べて極端に価格が安い土地(定期借地の場合もあります)

意外とたくさんあるんです。細かく言うともっとあります。

上記の項目は、少なくとも検討している土地について不動産会社に確認することをお勧めします。 

それでもし、不動産会社から明確な回答文書が無い場合には、その土地は購入しないほうが賢明です。

2020年3月24日 (火)

旗竿地の玄関アプローチ

旗竿地の外構でもっとも重要なことは、道路から玄関までのアプローチ部分をどのように計画するかという点です。

玄関はその家の顔と言っても過言ではなく、玄関まで行くアプローチ部分は最初に建物へ入る場所で、訪問者を迎える場所でもあり、とても印象に残る演出や工夫が効果的です。

また、一般的な四角い土地と異なり、旗竿地はこの竿状の細長い部分の土地が唯一道路から見られる場所でもあるので、外構計画でとても大事なポイントでもあります。

さらに、カーポートの有無によって玄関アプローチの外構デザインも大きく異なってきます。

私が旗竿地、特に玄関アプローチの外構計画でもっとも重視することは、玄関までのアプローチ距離をできるだけ長く取り、道路から直接玄関扉が見えないようにすることです。

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写真は、以前に設計監理をしました「旗竿地のコートハウス」です。

旗竿地という形状の土地の特徴を生かし、あえて竿部分には建物を建てず玄関へ行くまでの演出空間としてアプローチを考えています。

アプローチの床は、土間コンクリートをはじめ、石やタイル、コンクリート平版、枕木など様々な素材で演出できますし、長い敷地境界部分も植栽や木製の板塀など工夫することで家の顔と来訪者を招き入れる演出が出来ます。

このように考えるきっかけとなった建築が、京都の紫野にある大徳寺の塔頭、高桐院です。

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こちらのアプローチは見事で、道路から建物の入り口へ至るまでの距離がとても長く、しかも直角に曲がるクランクがいくつもあり、来訪者はそのクランクを曲がるたびに風景の変化を楽しむことができ、さらに建物へ入るまでの気持ちを高揚させてくれる演出となっています。

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