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土地探しのヒント・アドバイス

2020年3月24日 (火)

旗竿地の玄関アプローチ

旗竿地の外構でもっとも重要なことは、道路から玄関までのアプローチ部分をどのように計画するかという点です。

玄関はその家の顔と言っても過言ではなく、玄関まで行くアプローチ部分は最初に建物へ入る場所で、訪問者を迎える場所でもあり、とても印象に残る演出や工夫が効果的です。

また、一般的な四角い土地と異なり、旗竿地はこの竿状の細長い部分の土地が唯一道路から見られる場所でもあるので、外構計画でとても大事なポイントでもあります。

さらに、カーポートの有無によって玄関アプローチの外構デザインも大きく異なってきます。

私が旗竿地、特に玄関アプローチの外構計画でもっとも重視することは、玄関までのアプローチ距離をできるだけ長く取り、道路から直接玄関扉が見えないようにすることです。

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写真は、以前に設計監理をしました「旗竿地のコートハウス」です。

旗竿地という形状の土地の特徴を生かし、あえて竿部分には建物を建てず玄関へ行くまでの演出空間としてアプローチを考えています。

アプローチの床は、土間コンクリートをはじめ、石やタイル、コンクリート平版、枕木など様々な素材で演出できますし、長い敷地境界部分も植栽や木製の板塀など工夫することで家の顔と来訪者を招き入れる演出が出来ます。

このように考えるきっかけとなった建築が、京都の紫野にある大徳寺の塔頭、高桐院です。

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こちらのアプローチは見事で、道路から建物の入り口へ至るまでの距離がとても長く、しかも直角に曲がるクランクがいくつもあり、来訪者はそのクランクを曲がるたびに風景の変化を楽しむことができ、さらに建物へ入るまでの気持ちを高揚させてくれる演出となっています。

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2020年3月 6日 (金)

設計契約前にプランニング?

私どもの事務所では、原則的に「設計監理業務委託契約」を結んだ後に設計業務に入ります。

したがって、契約前の設計料は原則発生ません。正確にいうと存在しません。

事務所への問い合わせや無料相談にお見えになる方の中には、契約前にラフで構わないのでプランニングを懇願され、そのプランを見て判断したいという方が少なからずいらっしゃいますが、私どもの事務所では、ラフなプランであっても設計契約前に設計をおこなうことはありません。

その理由は、プランニング作成そのものが私ども建築設計事務所の業務の大事な一部分であり、デザインすることに他ならないからです。

また、短時間で練られたプランは、密度の薄いプランでしかなく、あまり意味がないと考えるからです。

しかし、定期的におこなう無料相談会でどうしてもプランニング作成を希望される方がいらっしゃるため、私どもの事務所では最近トライアルプランニングというシステムを設けるようにしました。

ただし、この制度は実際に設計作業を伴うので、トライアルプランニング作成費用として恐れ入りますが10万円を支払っていただくことにさせていただいてます。

お客様と直接お会いしてヒアリングをおこない、現地調査および役所調査ののち、2~3週間お時間をいただきましてプランニングをします。

この一連の作業は、通常の設計契約後におこなう企画設計・基本設計と変わりませんし、設計に入る前に必ず建て主さまに、私どもがオリジナルで作成しました「住まいづくりのカルテ」という冊子を事前にお渡しして、希望する住まいについて記入していただきます。

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そして、お客様へ直接プラン提示し、説明をおこなった後プランを気に入ってくださり、私どもの事務所と設計監理業務委託契約を結ぶ場合には、お支払い頂いた金額10万円は設計監理料に充当するかたちになります。

ただ、このトライアルプランは上記で書いたとおり短期間で練られたため、設計契約後の正式な基本設計ではこのトライアルプランを元に、再度練り直すことが多いです。

もちろん、模型も製作します。

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2020年1月 9日 (木)

狭あい道路とセットバック

狭あい道路について実は法律上の定義がなく、行政機関では主に幅員4メートル未満の建築基準法第42条第2項(第3項)の指定を受けた道路をさします。

このような幅員4メートルに満たないいわゆる狭あい道路に接した土地に建物を建てる場合、注意が必要です。

それは「セットバック」で、日本語に直訳すると「後退」です。


つまり、土地に接する建築基準法上の道路が幅員4メートル未満(法42条2項道路)の時には、少なくとも道路境界を道路の中心から2メートル後退させた位置とし、セットバックした部分は道路と見なされるため、その部分に建物を建てることが出来ません。


ではなぜ、セットバックしなければいけないのかというと、大きく2つの理由があります。


1つは、火災等の緊急時の際に消火活動を行う緊急車輌が通行可能な安全性の確保のため、もう一つは、良好な住環境に不可欠な採光(日照)と通風(風通し)の確保のためです。


したがって、セットバックした部分は敷地面積から除かれるため建築可能な敷地面積は少なくなり、この敷地面積をもとに建ぺい率や容積率等の建築基準法上の範囲内で建物の設計を行うことになります。


さらに、セットバックが必要な土地では、セットバックするための工事費用が別途かかってしまうことも考慮しなければなりません。


ただし、この工事費用は行政機関によっては、助成制度が設置されている場合もあるので、ご確認ください。


ちなみに私の事務所がある練馬区ではこの助成制度がありますので、詳しくは練馬区役所ホームページをご覧ください。


以上のことから、これから土地を探される方やセットバックが必要な土地の購入をご検討中の方は、上記の内容を念頭に入れておいたほうが良いでしょう。

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2020年1月 6日 (月)

設計事務所開設20年の節目

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

2020年は東京オリンピック・パラリンピックの年です。

私どもの設計事務所も開設20年という節目の年でもあります。

ここまでやって来られたのも、多くの方々のお蔭です。

改めて、御礼を申し上げます。

どうもありがとうございます。

これからもコツコツゆっくりと建築の設計監理をおこなってまいります。

 

一級建築士事務所 三浦尚人建築設計工房

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2019年11月27日 (水)

南側道路の土地のプライバシー対策

不動産のチラシ広告でよく見かける「日当たり抜群の南側道路の土地」という謳い文句。 

確かに文字通り南側に道路があり、少なくとも道路幅(幅員)だけ隣家と離れているので、日当たりの良い家が建てられます。 

しかし、南側道路の家では、日当たりのことだけでなく同時にプライバシー対策も考慮しないといけません。 

何故かというと、日当たりの良い内部空間にするには、日の光を取り込むための大きな開口部(窓)が必要ですが、道路に面する南側に大きな開口部を設けると道路から内部が覗かれてしまう恐れがあるからです。 

住宅地を歩いている時によく見かける光景として、せっかく日当たりの良い南側道路の土地に建っている家なのに、道路から家の様子が丸見えになることを気にして昼間にもかかわらず大きな窓にカーテンが閉め切っている場面があります。 
日当たり良くするための大きな窓を設けたのに、光を遮るカーテンで一日中閉めてしまっては台無しです。 

したがって、南側道路の土地に建てる家では、プライバシー対策がたいへん重要になります。 

そのプライバシー対策には、大きく分けて二つ方法があります。 

ひとつは、室内の様子が道路から見えないように、道路境界線上に植栽による垣根や目隠しフェンス、塀等を設置するといった外部廻り(外構)で行う方法です。 
ただし、これらは単体で考えるのではなく、住宅(建物)と調和の取れた統一したデザインにすることで違和感なく街並みにも溶け込みます。

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もうひとつは、南側道路に面した大きな開口部の手前に目隠し用の格子(ルーバー)や壁で囲われた屋外テラス(ベランダ、バルコニー)を設けたり、開口部ガラスを透明ではなく擦りガラスにしたり、あえて道路側に大きな開口部を設けず縦長や横長の窓を道路側からの視線と高さをずらした位置に配置するなど家本体で行う方法です。

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しかし、最も効果的なプライバシー対策は、上記の二つの方法を合わせて行うことです。

2019年11月22日 (金)

住宅における風通しの確保

住宅設計において採光と同時に大切なのが、風通しです。 

風通し、つまり屋内における風の通り道を確保するためには、風の入口と出口が必要です。 

したがって、一室に採光も考慮して開閉可能な開口部(窓)を対角に二箇所設けること、さらに南北の方位で風通を確保出来ることが理想的です。 

または、廊下等を介して開閉可能な欄間やガラリ付きのドア・引戸といった建具を設けることにより、複数のスペースで風の通り道を確保したり、坪庭や中庭といった外部空間を設けてそこを介して通風(採光)を取る方法もあります。

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このように平面(プラン)で風通しを確保することが大きなひとつの考え方ですが、特に都市部のような住宅密集地つまり隣家が接近している場所では、横方向の平面で風通し(採光)を確保することは容易でないことが多いので、風通しを確保するための有効な方法として断面つまり縦方向があります。 

平面が横方向というのに対して、断面が縦方向という考え方です。

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では、具体的に断面で風通し(採光)を確保する方法としては、階段や吹き抜けといった縦空間に開閉可能なハイサイドライト(高窓)やトップライト(天窓)を設けたり、開放的な屋根裏部屋(ロフト)に窓を設けることです。 

建築空間は三次元なので、風通しと採光を検討するためには二次元の図面だけではなく、三次元の模型が重要な役割りを果たすので、設計事務所では必ず模型を製作します。

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2019年11月 6日 (水)

コートハウスの採光と通風

中庭のある家、いわゆる「コートハウス」と呼ばれる家を設計する上で、中庭からの採光(通風)が重要なポイントになります。 
 
一般的な住宅地は隣家が接近し、しかもそれらの隣家は2階建てあるいは3階建ての家がほとんどで、接近している隣家側の外壁面にいくら大きな窓(開口部)を設けても採光は期待出来ずむしろプライバシーが保てられないというデメリットのほうが大きくなります。 

一方、中庭のある家は隣家から距離を取り、プライバシーの守られた外壁面に設けた窓から採光を確保することが可能で、特に1階部分への採光が効果大です。

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つまり、中庭を<光の井戸>として考え、とかく暗くなりがちな1階へ上からの光を注ぐことが有効です。 

もちろん、1階へ光を注ぐ方法は他に吹き抜けやトップライト(天窓)などもありますが、住宅地のように建ぺい率が50%前後と厳しい場所では、中庭を介して採光(通風)を確保する考え方は都市型住宅で有効だと考えます。 

1階を家族団欒のスペースであるリビング・ダイニングとしたプランでも、1階に個室や浴室などのプライベートスペースを配置したプランでもそれらのスペースを中庭に面したプランとすることで採光とプライバシーを確保出来ます。 

また、中庭の位置も日当たりのいい南面に配置するという考えだけでなく、直射日光は期待出来ないですが日中一定の明るさがある北面に設けるという選択肢も有効です。

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したがって私の設計事務所では、このような中庭のある家「コートハウス」を多く設計監理しています。

よろしければ、ウェブサイト内にございます「コートハウスのススメ」をご覧ください。

2019年7月20日 (土)

都市型住宅の間取り

いわゆる都市型住宅とは、隣家が接近した比較的狭い敷地で、法規的にも建ぺい率、容積率をはじめ高度地区や防火指定など厳しい条件の場所に建つ住宅のことを呼びます。

このような条件の土地で間取りを考える場合、光の取り入れ方と風の抜け方をどうするかという点が重要になってきます。

また、家族団欒スペース(リビング・ダイニング・キッチンなど)とプライベートスペース(寝室、子供室など)と水廻り(浴室、洗面など)をどのように設計するかということも大変重要です。

住まいにおいて、一日で最も長く居る場所であるリビング・ダイニング(家族団欒スペース)は、採光と風通しが重要で、このスペースを1階にするか、それとも2階にするかが都市住宅の設計のポイントになります。

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これを決めるポイントは、まず建て主さんのご要望、建て主さんの家族構成と生活スタイル、敷地環境などが挙げられ、限られた広さの敷地においてカーポートの有無も間取りを考える上で、大きく関係してきます。

いずれの階に家族団欒スペースとしても、採光や風通しを確保するために外部空間である中庭、坪庭やバルコニー、テラスを設けたり、吹き抜けにトップライト(天窓)、ハイサイドライトを取り入れたり、スキップフロアにした間取りが良いでしょう。

また、都市型住宅の間取りでは、限られたスペースを無駄なく活用するために廊下のような通過するだけの空間を出来るだけ減らすことも有効でしょう。

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2019年7月 5日 (金)

旗竿地の活用

まず、<旗竿地(はたざおち)>とはどういう土地なのか、を説明したいと思います。 

「旗竿地」、または「敷地延長」略して「しきえん」ということもありますが、間口の狭いまるで竿のようなアプローチの奥まった先に旗のような形状の土地をこのように呼びます。 

広い敷地であっても、道路に面する部分の長さが奥行きと比べて少ないような宅地を分割する場合にこのような「旗竿地」はよく見かけられ、不動産広告でも多く目にします。

このような旗竿地の場合、幅員4メートル以上の建築基準法上の道路と接する竿部分の幅の長さは、建築基準法上少なくとも2メートル以上必要ですが、多くの場合2.5メートル以上は確保されています。
それは車を置くスペース、つまりカーポートとしての役割りを兼ねていて、一般的には駐車スペースの幅は2.5メートル以上必要だからです。

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旗竿地のコートハウス】 

不動産的価値から言うと、旗竿地はほとんど土地の四方を隣家に囲まれていて、しかも敷地形状からも竿の部分が長いため上下水道やガス、電気などといったインフラ設備の道路からの引き込み距離が長く、その分余計に建設設備工事費がかかってしまうので、敷地条件としてはあまり良いとは言えず、土地の価格も決して高くはなく、むしろ周辺相場よりも安いことが多いです。 

したがって、旗竿地の有効活用として建物本体や外構部分により多くの費用を充てることが可能です。
また、旗竿地における間取りの工夫としては、四方が隣家に囲まれているので、採光はトップライト・ハイサイドライトや吹き抜けといった上部から取り込むようにし、中庭や坪庭といった建ぺい率に含まれない外部空間としての光の井戸を配置することによって特に1階部分の採光を確保することが有効な手段です。

さらに、敷地の竿部分もカーポート以外に草木などの植栽を施し、石畳や飛び石、枕木などで玄関アプローチを演出して緑豊かな防犯性の高い外部空間にすることも旗竿地ならではの有効活用ではないでしょうか?

2016年11月 8日 (火)

久しぶりに京浜急行に乗って

先日、所用で神奈川県の上大岡へ行く機会がありました。

品川駅で電車を待っていると、反対側の上りホームに

懐かしい800形車輌が入ってきました。

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現在走っている車輌で最も古く、片開きドアがなんとも

言えないレトロっぽい車輌に出逢えました。

快速特急に乗車し、上大岡へ。

京浜急行は私鉄の中でも早く、線路の幅が新幹線と同じ

なのです。

さらに快速特急だと停車駅も少ないので、早く上大岡駅

に着きました。

久しぶりに降りた上大岡駅は大きなターミナル駅で、市営

地下鉄も乗り入れてました。

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駅からバスに乗って目的地へ。

この辺りもやはり傾斜地が多く、周辺を散策してみると

こんな急で長い階段のある敷地があって驚きました。

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仕事で疲れて帰って来て、家の玄関へ辿り着く前にこんな

急で長い階段を登らないといけないというのは、さすがに

大変な気がします。

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