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2020年5月 4日 (月)

敷地の広さは30坪も必要ですか?

昨年ぐらいから事務所へ土地探しの相談にいらっしゃる方が増えてきています。
それは、事務所で「無料相談会」をご定期的におこなっていることが理由かも知れませんが、お蔭さまで事務所のウェブサイトをご覧いただく機会も多くなってきたようです。

相談にいらっしゃった方がその後に土地を見つけられて、私どもの設計事務所へ設計監理のご依頼をしてくだされば嬉しい限りですが、無料相談会では必ずしもそういう方だけではありません。
私どもの事務所が東京都練馬区にあるので、相談者の多くは同じ練馬区内か、あるいは都内近隣の区や市にお住まいの方になります。

相談者からの質問にお答えたりしたあと、私のほうからあえて
「どのくらいの広さの土地をお探しですか?」
という問いをすると、ほとんどの方が口を揃えて「30坪くらい」と同じ返答をされます。
30坪を㎡(平方メートル)に直すと、30÷0.3025=99.1735㎡、約100㎡の広さとなります。
つまり、30坪=100㎡ということでちょうどキリが良く、覚えやすい数字だからなのでしょう。
しかも100㎡は、縦10m×横10mの正方形の広さに等しいというわかりやすさも合わせ持っています。
さらに、不動産広告にも「30坪の広さ」という宣伝文句をよく目にします。

以上のような理由で、土地の広さは30坪がなんとなくいいと思っているような気がします。
実際、相談者にどういう住まいを希望されているのか詳しく伺うと、本当に土地が30坪も必要ですか?と思うケースがよくあります。

なぜこのような話をするかと言うと、ここ最近東京都内の土地の坪単価(特に23区内)が上昇しているからです。

限られた予算内で土地を購入して住宅を建設する場合、土地の購入予算を抑えて出来るだけ住宅本体に予算をかけたいと思いますよね?
もちろん家族構成や生活スタイル、趣味などにより30坪以上の土地が必要な場合もありますが、ご夫婦とお子さん2人の4人家族が住む家の場合、30坪の広さの土地がなくても居心地のいい住まいは十分可能です。
もちろん、予算内で30坪以上の土地が購入出来るのであれば、それに越したことはありません。

土地探しから住まいづくりをお考えの方の場合、自己資金と金融機関からの住宅ローン(融資)を利用して総予算を確定することからはじまります。

ここで最も重要なことは、土地の購入価格と住宅の建設費との予算配分です。

相談会での中で、希望する住まいについてヒアリングをし、全体の広さ(延べ床面関)から仕様、設備などおおよその建設費を算定して予算を確保しておくことをお勧めしています。

この建設費の予算が確定すると、総予算から建設費予算を差し引くことでおのずと土地購入予算が決まってくるからです。

この土地購入予算内で、自分たちの希望する土地を探すことが最も重要です。
いくら条件が良い土地が見つかったとしても、想定している予算をオーバーしてしまっている場合には、急がず慌てず熟慮して決断し、購入を断念する勇気も大切です。
この予算配分を誤り、土地購入の想定予算をオーバーしているにもかかわらず無理して土地を購入してしまっては、自分たちの希望する住まいが実現出来なくなってしまいかねません。

したがって、土地購入から住まいづくりをはじめる方は、決して土地の広さや条件に固執せず、先入観を持たずにある程度長い目で広い視野で土地探しをされたほうが良いと思います。

 

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