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2020年3月

2020年3月31日 (火)

リフォームに設計事務所は必要ですか?

私どもの設計事務所もリフォーム(リノベーション)の設計監理を行う機会が増えていますが、ひとくちにリフォームと言っても工事の規模や金額に幅があります。 

そのため、リフォームに私どものような設計事務所の建築士が必要か否かの判断は、難しいことかも知れません。 

例えば、工事の規模が小さく、壁や天井のクロス張替えやトイレの便器、浴室のユニットバスやシステムキッチンなどの設備機器の交換といった、業種が多岐に渡らないいわゆる「模様替え」程度ならば、特に設計事務所の建築士は必要ではないでしょう。工務店や建設会社の担当者と打合せやショールーム見学を行うことで十分です。 

つまり、設計事務所の建築士が必要なケースとは、建築士が設計・デザインを行い、それに伴う図面を作成して、工事中も現場へ出向いて工事を請け負っている工務店、建設会社の現場監督や建て主さんと打合せをしたり工事監理をするレベルの工事内容の場合です。 

建築士のいる設計事務所がリフォーム(リノベーション)に携わる場合、設計監理料が工事費とは別途かかり、その金額は新築工事の設計監理料の場合よりも料率は若干高くなることが多いです。 

リフォーム(リノベーション)を考えている建て主さんが、外装や内装の改修でこだわりのある部分の要望・希望をお持ちで、柱や梁、屋根といった構造が関係したり、水廻り設備機器の位置など大幅なプラン変更が想定される(工事期間と工事費がある程度かかる規模)の工事の場合には、別途設計監理料がかかってしまいますが建築士に入ってもらったほうが良いのではないでしょうか? 

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ちなみに写真は、私どもの設計事務所で設計監理をしたリフォーム住宅で、工事の規模はそれほど大きくなく、キッチンとパントリーが中心でしたが、建て主さんのこだわりでオールステンレスのオーダーメイドキッチンと特徴的なタイルを希望されていたため、キッチン製作会社の方も交えて何度も打合せを重ね、タイルの貼り方も色々と検討し、工事を請け負う建設会社も私どもでご紹介させていただきました。

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2020年3月24日 (火)

旗竿地の玄関アプローチ

旗竿地の外構でもっとも重要なことは、道路から玄関までのアプローチ部分をどのように計画するかという点です。

玄関はその家の顔と言っても過言ではなく、玄関まで行くアプローチ部分は最初に建物へ入る場所で、訪問者を迎える場所でもあり、とても印象に残る演出や工夫が効果的です。

また、一般的な四角い土地と異なり、旗竿地はこの竿状の細長い部分の土地が唯一道路から見られる場所でもあるので、外構計画でとても大事なポイントでもあります。

さらに、カーポートの有無によって玄関アプローチの外構デザインも大きく異なってきます。

私が旗竿地、特に玄関アプローチの外構計画でもっとも重視することは、玄関までのアプローチ距離をできるだけ長く取り、道路から直接玄関扉が見えないようにすることです。

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写真は、以前に設計監理をしました「旗竿地のコートハウス」です。

旗竿地という形状の土地の特徴を生かし、あえて竿部分には建物を建てず玄関へ行くまでの演出空間としてアプローチを考えています。

アプローチの床は、土間コンクリートをはじめ、石やタイル、コンクリート平版、枕木など様々な素材で演出できますし、長い敷地境界部分も植栽や木製の板塀など工夫することで家の顔と来訪者を招き入れる演出が出来ます。

このように考えるきっかけとなった建築が、京都の紫野にある大徳寺の塔頭、高桐院です。

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こちらのアプローチは見事で、道路から建物の入り口へ至るまでの距離がとても長く、しかも直角に曲がるクランクがいくつもあり、来訪者はそのクランクを曲がるたびに風景の変化を楽しむことができ、さらに建物へ入るまでの気持ちを高揚させてくれる演出となっています。

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2020年3月18日 (水)

多治見のセラミックパークMINOへ

宿泊出張で愛知県春日井へ行った翌日、JR中央線に乗ってお隣の岐阜県多治見へ行ってきました。

目的は、二つの建築を見学するため。

ひとつは、前回のブログで書いた建築家、藤森照信さん設計の「モザイクタイルミュージアム」。

もうひとつは、建築家、磯崎新さん設計の「セラミックパークMINO」。

どちらもJR多治見駅からバスに乗って行くことが出来ますが、本数が少ないのでご注意を。

セラミックパークへは、小さなコミュニティバスでご年配の運転手さんとお喋りをしながら20分ほど。

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バスを降りて、この長~いブリッジを渡って行きます。

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山の谷間という地形の特徴を生かしたこの複合施設は、想像以上に広かった。

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起伏のある高低差に人工的な滝(カスケード)、水盤、階段、スロープが。

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スケールの大きさに少々戸惑うほどでした。

と同時に、工事の大変さが容易に想像出来ました。

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施設内にはレストランがあり、リーズナブルな日替わりランチをいただきました。(ビールも飲んじゃいました。)

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また、この施設内にある茶室をどうしても見学したかったので入り口まで行ったのですが、鍵がかかっていて。

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ダメ元で施設スタッフの方にお願いしたら、お仕事中だったにもかかわらず快く案内していただきました。

この茶室のことは、次回のブログで。

2020年3月10日 (火)

多治見のモザイクタイルミュージアムへ

先月、出張で愛知県春日井市へ行った際に、せっかくだったので翌日に愛知のお隣、岐阜県多治見市にあるモザイクタイルミュージアムを訪れてきました。

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以前から行きたいと思っていた場所だったので、今回来ることが出来て良かったです。

最寄駅であるJR多治見駅へは、JR春日井駅からJR中央線で乗り換え無しで20分ほど、JR名古屋駅へ行くよりも近くて少し驚きました。

しかし、多治見駅からはバスで約20分、本数が少ないので事前にチェックしておいて正解でした。

バス停を降りると、目の前がミュージアム。

小高いところからすり鉢状になったアプローチを下ると、かわいい入り口が。

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建物の中へ入り、順路にしたがって最上階へ。

この長い階段の先にある光に誘われていくような不思議な空間。

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階段の手摺にもモザイクタイルが使われています。

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最上階は、見事なモザイクタイルの世界が待っていました。

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床、壁、天井と見渡す限り、すべてモザイクタイル。

そしてこの最上階は、実は屋外。

丸くくり抜かれた部分は吹き抜けで、雨が降れば内部に吹き込む。

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くもの巣のように張り巡らされたステンレスワイヤーにもモザイクタイル。

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元々、多治見は陶器の街として有名ですが、このミュージアムがある笠原地区はタイルの製造が盛んで、様々なモザイクタイルが今も生産されています。

そして珍しいことに、このミュージアムにはモザイクタイルのショールームがあり、気に入ったモザイクタイルがあれば購入出来ます。

私自身、存じ上げるタイルメーカーももちろんありましたが、存じ上げないメーカーもいくつかあり、スタッフの方とも色々とモザイクタイルについて話すことが出来ました。

ミュージアムショップと体験工房があり、モザイクタイルの世界を堪能できる素晴らしいミュージアムでした。

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2020年3月 6日 (金)

設計契約前にプランニング?

私どもの事務所では、原則的に「設計監理業務委託契約」を結んだ後に設計業務に入ります。

したがって、契約前の設計料は原則発生ません。正確にいうと存在しません。

事務所への問い合わせや無料相談にお見えになる方の中には、契約前にラフで構わないのでプランニングを懇願され、そのプランを見て判断したいという方が少なからずいらっしゃいますが、私どもの事務所では、ラフなプランであっても設計契約前に設計をおこなうことはありません。

その理由は、プランニング作成そのものが私ども建築設計事務所の業務の大事な一部分であり、デザインすることに他ならないからです。

また、短時間で練られたプランは、密度の薄いプランでしかなく、あまり意味がないと考えるからです。

しかし、定期的におこなう無料相談会でどうしてもプランニング作成を希望される方がいらっしゃるため、私どもの事務所では最近トライアルプランニングというシステムを設けるようにしました。

ただし、この制度は実際に設計作業を伴うので、トライアルプランニング作成費用として恐れ入りますが10万円を支払っていただくことにさせていただいてます。

お客様と直接お会いしてヒアリングをおこない、現地調査および役所調査ののち、2~3週間お時間をいただきましてプランニングをします。

この一連の作業は、通常の設計契約後におこなう企画設計・基本設計と変わりませんし、設計に入る前に必ず建て主さまに、私どもがオリジナルで作成しました「住まいづくりのカルテ」という冊子を事前にお渡しして、希望する住まいについて記入していただきます。

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そして、お客様へ直接プラン提示し、説明をおこなった後プランを気に入ってくださり、私どもの事務所と設計監理業務委託契約を結ぶ場合には、お支払い頂いた金額10万円は設計監理料に充当するかたちになります。

ただ、このトライアルプランは上記で書いたとおり短期間で練られたため、設計契約後の正式な基本設計ではこのトライアルプランを元に、再度練り直すことが多いです。

もちろん、模型も製作します。

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