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2014年10月25日 (土)

まるでパズルのような土地の分割

自宅で新聞を取っていると、新築の一戸建て住宅や

マンション、土地、中古の一戸建てやマンションなどと

不動産広告がたくさん入ってきます。

そんな先日、新聞の折り込みチラシにこんな不動産

広告を見つけました。

Kimg3634_2

ちなみに私の住む練馬区内の某所なのですが、

正直言って

「よくもまぁー、こんなパズルみたいに土地を

分割したもんだなぁー。」

という感想でした。

この真ん中の白抜きされたほぼ正方形の土地は

当然売り出されていません。

(※仮に売り出されたとしても道路に面していない

ので、建築は出来ませんが。)

不思議に思ってこの不動産広告を見てみると、

この土地には、現在高圧線の鉄塔が立っている

ことがわかりました。なるほど。

それにしても無理やりこんな形状に土地を分割

して、果たして売れるのでしょうか?

余計なお世話ですが。

A~Fまで6つに分かれていますが、よく見ると

A、B、Cは区画、D、E、Fは号棟となっています。

区画は、建築条件付きの土地として販売して、

号棟は、建売住宅として販売するようです。

そもそも高圧線の鉄塔が目の前にあって、なおかつ

変形敷地を、建築設計を生業としている私ならば

買いませんし、お勧めもしません。

ここの土地がある練馬区では、住宅地の場合

最低敷地面積を条例で定めているため、短冊状

の小さな土地で分割出来ないようになっています。

したがって、建売業者やビルダーはこの条例に

引っ掛からない範囲内で最大限の区画に分ける

ように知恵を絞り、その結果がこの有様です。

ところでこの広告を見て気付いたことがあります。

何故、F号棟の土地は横に細長い部分が曲がり角

まで延びているのかわかりますか?

F号棟の土地の大部分面している道は「通路」、

ほかの道は「公道」となっています。

実はこのことが原因なのです。

つまり、建築基準法上では、「公道」は道路ですが、

「通路」は道路ではないからです。

土地に建築するためには、建築基準法上の道路に

2m以上接していないといけないためF号棟の土地

だけは、建築基準法上の道路に2m以上接する必要

があったので、無理やり公道まで土地を延ばしたわけ

です。

現地を見ただけでは、「公道」と「通路」の区別など

つきません。

こういう土地が練馬区内だけでなく東京都内には

多くございますので、土地をお探しになる方は

その点十分ご注意を。

当設計事務所では、土地をお探しの方のご相談、

サポート、アドバイスなども承っておりますので、

お気軽にお問い合わせください。



一級建築士事務所 三浦尚人建築設計工房

東京都練馬区石神井町1-15-16-203

TEL 03-5875-7125

mail miura-archi@ace.ocn.ne.jp

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