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2013年12月 7日 (土)

都市型のコンパクトなコートハウス

私の事務所では、「コートハウス」と呼ばれる住宅を設計する

ことが多くあります。

「コート」とは「中庭」という意味で、「パティオ」とも呼ばれます。

「コートハウス」は、塀や建物で囲まれた中庭をもった住宅の

ことで、中庭は外部からの視線を遮られているため、

プライバシーの守られた屋外空間です。

その中庭と内部空間につながりを持たせることで、より広く

奥行きを感じられるだけでなく、採光と通風を確保出来て、

セキュリティ上のメリットもあります。

そんな「コートハウス」は都市の住宅密集地に適した住宅

とも言えます。

最近、延べ床面積が100㎡(30坪)程度のコンパクトな

コートハウスのモデルタイプを設計しました。

onpact ourt ouse>の頭文字を取り、

名付けて「CCHシリーズ」。

モデルタイプのひとつはL字型で、外観はこんな感じです。

G2

屋外空間である玄関アプローチを兼ねたカーポート、シンボル

ツリーのある中庭、グレーチング床の2階テラスを囲むように

建築物と一体となった壁と竪格子を設けることでプライバシー

を確保し、隣家に面する三方の外壁面には通風のために幅

の小さな窓を設け、採光は屋外空間である中庭とテラスに

面した窓から取り込みます。

コートハウスの特徴として、外部に対して閉じているため、

隣地側の外壁面に大きな窓はありません。

G1

ちなみに構造は木造軸組工法で、こんな感じです。

G4

内玄関は少し広めになっています。

G8

都市型住宅ということで、隣地には住宅が接近している

ので、日当たりの良い2階に家族団らんのスペースである

リビング、ダイニング、キッチン、そして浴室、洗面といった

水廻り設備を配置し、1階には主寝室、子供室といった

プライベートスペースをもってきました。

G7

間仕切りのないリビング・ダイニングの天井は、屋根の

勾配に合わせて斜めになっていて、リズム感と暖かみを

出すために屋根を構成している垂木材を現しにしました。

勾配天井の上部には、ハイサイドライトと呼ばれる窓を

設けてリビング空間の奥にまで光が差し込むように

しました。

G6

2階には、ダイニングにつながる屋外テラスがあり、

ここから望む中庭は開放的で、しかも外部からの

視線も気にすることなく居心地のいい屋外空間と

なっています。

G3

いかがですか?このような中庭のあるコートハウス。

建ぺい率という制限を逆手にとって、建ぺい率に

算入されない屋外空間であるテラスや中庭を内部

空間の延長として取り込んだ住まいは、住宅密集地

における限られた広さの土地において有効だと、

私は考えます。

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