無料ブログはココログ

人気ブログランキング


  • 人気ブログランキングへ

FCブログランキング


« 2013年11月 | トップページ | 2014年1月 »

2013年12月

2013年12月16日 (月)

中古住宅購入をお考えの方へ(その2)

前回の「中古住宅購入をお考えの方へ(その1)」では、

土地について注意すべき点を書きました。

今回は、建物本体について注意すべき点について書き

たいと思います。

まず、1点目は

・その中古住宅が1981年(昭和56年)以降に建築された

 住宅であるかどうか、という点です。

※これは、1981年(昭和56年)に建築基準法が改正されて

 耐震性においてそれ以前よりも高い基準を求めるように

 定められ、施行されたためです。

 この年以前に建築された住宅である場合には、高い基準

 に沿ったかたちで構造補強を行います。

さらには、

・その中古住宅の建築確認済証と完成済証の有無も重要な

 ポイントのひとつです。

※住宅をはじめ建築物を建設する際には、事前に行政機関、

 或いは民間検査機関へ建築確認申請を行い、建築基準法等の

 法規に適合している旨の証明書として建築確認済証を受ける

 ことが義務づけられているためです。

 また、建築物の建設が完了した際には、再び行政機関、或いは

 民間検査機関による完了検査を受けて申請どおりに工事が

 行われ、法規に違反していない証明書として完了済証を受ける

 ことが義務づけられているためです。

・これらの証書に加えて、住宅の設計図書(図面)の有無も大切

 なことです。

※これは、売主がきちんとその住宅の設計図書を保管している

 ことが重要で、確認することが重要です。

 これは、現存する住宅の間取りと図面とが合致しているか、

 建築後に増改築などの形跡の有無を確認することが出来るから

 です。

・これに関連して確認しておくべき重要な点は、その住宅の構造

 についてです。

 木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などの構造がありますが、

 住宅の場合には木造が多いかと思いますので、ここでは木造

 に絞って書きます。

 ここで気を付けなければいけないことは、同じ木造でも柱と梁

 で組む軸組在来工法か、それとも2×4(ツーバイフォー)工法

 かで異なるという点です。

 軸組在来工法では、柱と梁が主なる構造材となっており、間取り

 の変更や増築は比較的容易です。

 しかし、2×4工法の住宅は柱と梁ではなく壁パネルで建設されて

 おり、その壁パネル自体が構造材となっています。

 そのため、間取り変更や増築などによる壁の撤去が原則不可と

 なっています。

 将来、間取り変更や増築の予定がなければ2×4工法の住宅でも

 問題ありませんが、それらを考えている場合には、軸組在来工法

 で建設された中古木造住宅の購入をおすすめします。

・さらに、中古住宅に瑕疵担保責任の有無も大事なポイントです。

 ※瑕疵担保責任とは、売買する中古住宅において隠れた瑕疵が

  あった場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。

  瑕疵担保責任の期間は、引き渡し時より1,2年が一般的です。

以上のことを参考に中古住宅を購入されて、自分達に合わせて

リフォームやリノベーションを行うことも選択肢のひとつです。

設計事務所では、中古住宅や中古マンションのリフォームや

リノベーションの設計監理も行っています。

2013年12月13日 (金)

中古住宅購入をお考えの方へ(その1)

最近、中古マンションを購入して自分達の生活スタイルに

合わせてリノベートして住まわれる方が多くなってきました。

このことは中古の一戸建て住宅にも同じようなことが言え

ますが、中古一戸建て住宅の購入をお考えになっている

場合、いくつか注意点や事前に確認しておくべき点があり

ます。

その中でもまず、建物ではなく土地について確認しておか

なければいけない重要な点があります。

この点は、土地を購入される場合と同じなのですが、

土地の接している道が建築基準法上の道路か否か。

 ※建築基準法上の道路(公道、私道)に接していないと、

  原則将来の建て替えが不可になるからです。

・さらに、土地と建築基準法上の道路に接している部分の

長さが2m以上あるか否か。

 ※道路に接している部分の長さが2m未満だと、同じく原則

  将来の建て替えが不可になるからです。

・土地の敷地境界点(境界杭)と敷地境界線上のブロック塀や

フェンス等の有無。

 ※もし境界杭が無い場合には、不動産会社へきちんと確認

  をする。

 ※敷地境界線上のブロック塀やフェンスの所有権についても

  同様に不動産会社へ確認する。

  (境界線上にある場合、それらは両者の共有所有の場合が

  多いが、境界線上にない場合も多く存在するため)

・土地の地盤についての資料の有無。

 ※築年数が比較的浅い住宅では、地盤調査をしていることが

  多いです。

建物本体については、次回へ続く。

2013年12月 7日 (土)

都市型のコンパクトなコートハウス

私の事務所では、「コートハウス」と呼ばれる住宅を設計する

ことが多くあります。

「コート」とは「中庭」という意味で、「パティオ」とも呼ばれます。

「コートハウス」は、塀や建物で囲まれた中庭をもった住宅の

ことで、中庭は外部からの視線を遮られているため、

プライバシーの守られた屋外空間です。

その中庭と内部空間につながりを持たせることで、より広く

奥行きを感じられるだけでなく、採光と通風を確保出来て、

セキュリティ上のメリットもあります。

そんな「コートハウス」は都市の住宅密集地に適した住宅

とも言えます。

最近、延べ床面積が100㎡(30坪)程度のコンパクトな

コートハウスのモデルタイプを設計しました。

onpact ourt ouse>の頭文字を取り、

名付けて「CCHシリーズ」。

モデルタイプのひとつはL字型で、外観はこんな感じです。

G2

屋外空間である玄関アプローチを兼ねたカーポート、シンボル

ツリーのある中庭、グレーチング床の2階テラスを囲むように

建築物と一体となった壁と竪格子を設けることでプライバシー

を確保し、隣家に面する三方の外壁面には通風のために幅

の小さな窓を設け、採光は屋外空間である中庭とテラスに

面した窓から取り込みます。

コートハウスの特徴として、外部に対して閉じているため、

隣地側の外壁面に大きな窓はありません。

G1

ちなみに構造は木造軸組工法で、こんな感じです。

G4

内玄関は少し広めになっています。

G8

都市型住宅ということで、隣地には住宅が接近している

ので、日当たりの良い2階に家族団らんのスペースである

リビング、ダイニング、キッチン、そして浴室、洗面といった

水廻り設備を配置し、1階には主寝室、子供室といった

プライベートスペースをもってきました。

G7

間仕切りのないリビング・ダイニングの天井は、屋根の

勾配に合わせて斜めになっていて、リズム感と暖かみを

出すために屋根を構成している垂木材を現しにしました。

勾配天井の上部には、ハイサイドライトと呼ばれる窓を

設けてリビング空間の奥にまで光が差し込むように

しました。

G6

2階には、ダイニングにつながる屋外テラスがあり、

ここから望む中庭は開放的で、しかも外部からの

視線も気にすることなく居心地のいい屋外空間と

なっています。

G3

いかがですか?このような中庭のあるコートハウス。

建ぺい率という制限を逆手にとって、建ぺい率に

算入されない屋外空間であるテラスや中庭を内部

空間の延長として取り込んだ住まいは、住宅密集地

における限られた広さの土地において有効だと、

私は考えます。

« 2013年11月 | トップページ | 2014年1月 »