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2011年7月30日 (土)

窓は多ければ良いというものではない

住宅の設計をしていて毎回悩み、時間をかけるのが

窓(開口部)の位置と大きさだ。

外部からどう見られるか?

内部からどう見えるか?

光はどのように差し込んでくるのか?

風の通り道はどうするか?

図面、模型、CGで検討を重ねて決定していくが、

よくクライアントからは、

「窓は多く、特に南面の窓は大きくしてほしい」

という要望をされる。

しかし、窓は多ければ良いというものではなく、また

大きければ良いというものでもない。

よく町を歩いていて見かけるのが、南側に大きな

窓があるのに道路から丸見えになるせいか、カーテン

を締め切っている家や、西日が当たるところに大きな

窓がある家、隣家が接近している面に沢山の窓がある

家などだ。

大きな窓があれば、そこから太陽の光が入って明るい

し、外の景色や空が見えていいかも知れないが、裏を

返せば直射日光が強烈に入ったり、外から中を見られる

ということにもなる。

窓があちらこちらにあると落ち着かないし、空間に明暗

がなくメリハリのない住まいになってしまいます。

深い庇や目隠しルーバー(格子)を付けたり、開口部を

極力絞って横長や縦長のスリット状の窓を天井や壁の

際にもってくるだけで全然違ってきます。

絞られたスリット状の窓から入った光が壁や天井を当てて、

その光がまわって空間全体を柔らかく包み込みます。

だから決して

「窓が多い家=明るくて住みやすい家」ではないのです。

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