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2010年1月21日 (木)

浴室について

設計する上で、水廻りである「浴室」はなかなか難しい。

まず1階にするか、それとも2階というように上階に配置

するか?

もちろん地下にもってくる場合だってある。

そもそも浴室とはプライベートなスペースであるので、

同じプライベートスペースの主寝室等に近い場所に配置

することケースがほとんどなので、プラン全体に影響して

くる。

浴室を上階にもってくる際には、防水処理に注意を払う

必要もある。

そういうことを考慮するといわゆるユニットバスと思われがち

だが、浴槽を設置して床や壁をタイル貼りにする在来タイプ

でも浴室廻りをFRP防水等で施工すれば十分可能である。

ただ最近では、建築主の要望でユニットバス(システムバス)

を採用することが多い。

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理由としては、タイルの床は冷たく、タイル目地のカビが

気になるということが挙げられる。

だから壁や天井をヒノキやヒバといった木材で仕上げる

方法だってある。

コストに余裕があれば、タイルの下に床暖房を設置する

ことも可能だが。

メーカーの広告もとりわけシステムバスが圧倒的に多いし、

ショールームに行って見ても展示してあるのは、システム

バスを占める割合が高い。

現在は、双方の特徴を取り入れたハーフユニットタイプも

だいぶ見かけるようになった。

このハーフユニットとは、床と浴槽部分が一体となったタイプで

壁と天井部分は在来で自由な仕上げが可能だ。

一方で、浴室の「窓」の有無についても考えさせられる。

建築主との打ち合わせでこの点について伺うと、ほとんど

の方が「小さくていいので、窓が欲しい」とおっしゃる。

「窓」の役割は採光で、開閉が出来れば換気という機能も

加わるが、浴室は建築基準法上で居室ではないので、

窓は設けなくてもいい。

換気、乾燥、暖房という3つの機能を持った設備機器が

今は主流となっているので、湿気やカビ対策も万全だ。

事実、マンションやホテルの浴室には窓がないケースが

ほとんどだ。

それでも戸建住宅になると話は別のようで、自然の光や

外気を窓から取り込みたいという要望をもつ。

隣家が接近しているような住宅地では、プライバシーを

考慮して窓の位置と大きさに細心の注意を払って決定する。

坪庭、中庭やテラスに面するように浴室を配置すれば、

浴室から外を眺められるように大きな窓も可能だ。

ほぼ毎日家族全員が使う浴室、温泉や銭湯のように大きく

ゆったりしたスペースは確保できないが、気持ちよく入浴

できる空間を常に念頭に入れて設計をしている。

さて、現在計画中の住宅ではどういう浴室になるだろうか?

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