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2019年12月 6日 (金)

土間空間の活用術

土間空間とは、昔は床仕上げをせず、地面の土をそのまま露出して三和土にする空間を意味し、京町家をはじめ地方の古民家などでよく見かけられました。

ただ最近では、三和土ではなくコンクリート金ごて仕上げ、石貼りやタイル貼り、玉砂利の洗い出しなどといった仕上げの土間空間がよく見られますし、私の設計事務所でもそれらをよく採用しています。

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写真にある土間もタイル貼りの玄関土間となっていて、玄関によくある上り框(靴を脱ぐ段差)をあえて設けませんでした。

この住宅は地方都市にあり、ご近所付き合いの多い建て主様で、来客が頻繁にいらっしゃるのですが、この広い玄関土間は靴のままで良いので、このスペースにテーブルと椅子を配置してちょっとしたサロンのような感じをイメージして設計しました。

そして玄関の左側には、玄関土間と同じタイルが貼られた広い中庭があるので、来客とのお喋りも中庭を見ながら楽しめるように演出をしました。

そのほかにも玄関土間がある住宅では、建て主の趣味である自転車を室内である土間空間に置くことにより、大切な自転車を風雨や盗難から守ると同時に、室内でのメンテナンスが可能になったりと便利な空間です。

また赤ちゃんのいらっしゃるお宅ではベビーカーを、ご高齢の方がいらっしゃるお宅では手押し車や車椅子のスペースとしても有効活用出来る空間となります。

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2019年12月 3日 (火)

銀座シックスの能楽堂

先日、友人からお誘いを受けて、銀座シックスにある能楽堂へ行ってきました。

久しぶりに昼間の銀座を訪れましたが、新しいビルが出来ていたり、外国人観光客が多かったりと驚くばかり。

実は、銀座シックスに来たのも今回がはじめて。

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この商業ビルに能楽堂

しかも地下3階に?

不思議な気持ちでエスカレーターで地下3階へ。

ありました能楽堂が。しかも立派な能舞台と客席。

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絶妙に納まり、屋根は檜皮葺になっていました。

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間近で見ると、より一層舞台の精密さと迫力が感じられます。

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と同時に、疑問が湧いてきました。

これらの木材を一体どのように地下3階まで運んだのだろう?

搬入方法がとても気になりました。

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それはともかく、なかなか観ることが出来ない空間だったので、とても貴重な体験でした。

2019年11月27日 (水)

南側道路の土地のプライバシー対策

不動産のチラシ広告でよく見かける「日当たり抜群の南側道路の土地」という謳い文句。 

確かに文字通り南側に道路があり、少なくとも道路幅(幅員)だけ隣家と離れているので、日当たりの良い家が建てられます。 

しかし、南側道路の家では、日当たりのことだけでなく同時にプライバシー対策も考慮しないといけません。 

何故かというと、日当たりの良い内部空間にするには、日の光を取り込むための大きな開口部(窓)が必要ですが、道路に面する南側に大きな開口部を設けると道路から内部が覗かれてしまう恐れがあるからです。 

住宅地を歩いている時によく見かける光景として、せっかく日当たりの良い南側道路の土地に建っている家なのに、道路から家の様子が丸見えになることを気にして昼間にもかかわらず大きな窓にカーテンが閉め切っている場面があります。 
日当たり良くするための大きな窓を設けたのに、光を遮るカーテンで一日中閉めてしまっては台無しです。 

したがって、南側道路の土地に建てる家では、プライバシー対策がたいへん重要になります。 

そのプライバシー対策には、大きく分けて二つ方法があります。 

ひとつは、室内の様子が道路から見えないように、道路境界線上に植栽による垣根や目隠しフェンス、塀等を設置するといった外部廻り(外構)で行う方法です。 
ただし、これらは単体で考えるのではなく、住宅(建物)と調和の取れた統一したデザインにすることで違和感なく街並みにも溶け込みます。

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もうひとつは、南側道路に面した大きな開口部の手前に目隠し用の格子(ルーバー)や壁で囲われた屋外テラス(ベランダ、バルコニー)を設けたり、開口部ガラスを透明ではなく擦りガラスにしたり、あえて道路側に大きな開口部を設けず縦長や横長の窓を道路側からの視線と高さをずらした位置に配置するなど家本体で行う方法です。

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しかし、最も効果的なプライバシー対策は、上記の二つの方法を合わせて行うことです。

2019年11月22日 (金)

住宅における風通しの確保

住宅設計において採光と同時に大切なのが、風通しです。 

風通し、つまり屋内における風の通り道を確保するためには、風の入口と出口が必要です。 

したがって、一室に採光も考慮して開閉可能な開口部(窓)を対角に二箇所設けること、さらに南北の方位で風通を確保出来ることが理想的です。 

または、廊下等を介して開閉可能な欄間やガラリ付きのドア・引戸といった建具を設けることにより、複数のスペースで風の通り道を確保したり、坪庭や中庭といった外部空間を設けてそこを介して通風(採光)を取る方法もあります。

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このように平面(プラン)で風通しを確保することが大きなひとつの考え方ですが、特に都市部のような住宅密集地つまり隣家が接近している場所では、横方向の平面で風通し(採光)を確保することは容易でないことが多いので、風通しを確保するための有効な方法として断面つまり縦方向があります。 

平面が横方向というのに対して、断面が縦方向という考え方です。

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では、具体的に断面で風通し(採光)を確保する方法としては、階段や吹き抜けといった縦空間に開閉可能なハイサイドライト(高窓)やトップライト(天窓)を設けたり、開放的な屋根裏部屋(ロフト)に窓を設けることです。 

建築空間は三次元なので、風通しと採光を検討するためには二次元の図面だけではなく、三次元の模型が重要な役割りを果たすので、設計事務所では必ず模型を製作します。

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2019年11月18日 (月)

富士山と紅葉

先週、仕事で山梨県へ行ってきました。

レンタカーを利用して3泊4日の仕事でした。

効率的に仕事を終えて最終日の午後はフリーとなり、せっかく山梨県まで来たので、少し足を伸ばして間近で富士山を見に河口湖まで行ってきました。

幸い天気にも恵まれて、ちょうど紅葉の時期だったようで、真っ青な空と真っ赤な紅葉が映えてました。

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紅葉も木の下のほうから、黄緑色、黄色、オレンジ色、そして赤色とグラデーションが綺麗でした。

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ネットで調べてみたら、富士山が美しく見えるスポットがあったので、車で移動して目的地へ。

想像していた以上に見事な富士山を見ることが出来ました。

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河口湖の水面ギリギリまで近づけたので、我ながら素晴らしい写真が撮れました。

富士山の裾野がこんな遠くまで見られるなんて思ってもみませんでした。

真っ青な空と湖の水面、そしてススキがいい演出をしてくれました。

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